【20代必見】まだ間に合う!未来の「老けサイン」を予防するヒアルロン酸注入の新常識

公開日: 2025.12.04

最終更新日:2025.12.04

最近鏡を見たとき、「あれ?これってもしかして、しわ?」って気になったことはありませんか。
笑った時の目元や、肌が乾燥した時の口元にうっすらと現れる初期の小じわ。

まだ20代なのに…とちょっとショックですよね。

そんな20代に現れる浅いしわは、未来の深いしわのサインかもしれません
このサインを見て見ぬふりを続けた結果、30代、40代になったとき、「もっと早くからケアしておけばよかった」と後悔する人は決して少なくありません。

でも、毎日スキンケアもしてるのに全然改善しない…

そんな悩みに寄り添うのが、美容医療の分野で最もポピュラーな「ヒアルロン酸注入」です。
ヒアルロン酸注入は、しわを『消す』だけでなく、失われたわずかなボリュームを自然に補い、若々しい顔立ちをキープするための治療としても注目されています。

この記事では、美容医療の専門家として、多くの方が関心を寄せる「ヒアルロン酸注射」について、すべて余すところなくお伝えします。

インターネット上には様々な情報が溢れていますが、中には医学的根拠の乏しいものや、誇張された表現も少なくありません。
私たちは、ヒアルロン酸注射がしわに対して「どのような効果をもたらすのか」「どのようなリスクがあるのか」を、科学的根拠に基づき解説します。

記事を読み終える頃には、ヒアルロン酸注射に関する正しい知識が身につき、ご自身にとって最適な選択をするための一歩を踏み出せるはずです。

この記事の監修者

  • 院長 山崎 俊
  • MET BEAUTY CLINIC 院長

    山崎 俊
    美容外科、形成外科

    監修の山崎俊医師は、形成外科18年、美容外科10年以上の経験を持つ日本形成外科学会認定の「専門医」「指導医」です。「安全・確実」な治療を第一に、患者様一人ひとりに寄り添い、納得できる最適な施術をご提案します。

    美容医療に関する疑問や不安をお持ちの方も、安心してこの記事をお読みいただけますと幸いです。

なぜ「しわ」はできるの?ヒアルロン酸との深い関係

しわについて知るために、まずは皮膚について理解していきましょう。
女性が憧れる若々しくハリと弾力のある肌は、皮膚の奥深くにある真皮層に存在する3つの成分が支えあってできています。

それは、肌の構造を支える「コラーゲン」、弾力を与える「エラスチン」、そしてその隙間を埋め尽くすゼリー状の物質「ヒアルロン酸」です。

これらが三位一体となって、肌のハリや潤いを保っているのです。
中でもヒアルロン酸は、驚異的な保水力を持つことで知られています。その保水力は、わずか1グラムで約6リットルもの水分を抱え込むことができるほど!
だからこそ、ヒアルロン酸が豊富な肌は、みずみずしく内側からふっくらとしたハリを保つことができるのです。

しかし、この重要なヒアルロン酸は、残念ながら年齢とともに体内での生成量が減少していきます。

ある美容クリニックが公表しているデータによれば、ヒアルロン酸は20代をピークに減少し始め、40代からはそのスピードが急激に加速し、60代を迎えるころにはピーク時の半分以下にまで落ち込んでしまうのです。ヒアルロン酸が減少すると、肌は水分を保つ能力を失い、乾燥しやすくなります。
そうするとコラーゲンやエラスチンが支える構造も不安定になり、肌のハリが失われ、やがて「しわ」や「たるみ」として表面に現れてきます。

ですが、しわと一言でいってもすべて同じではありません。
ヒアルロン酸以外の原因によっていくつかの種類に分けられます。

  • 乾燥じわ
    肌表面の角質層の水分が不足することでできる、浅く細かいしわです。目元や口元に現れやすく、ちりめんじわとも呼ばれます。
  • 表情じわ
    笑ったり、眉をひそめたり、同じ表情を繰り返すことで、皮膚に癖がついてできるしわです。目尻の笑いじわや、眉間のしわが代表的です。
  • たるみじわ
    皮下脂肪や骨格の変化によって皮膚全体がたるむことでできる、深いしわです。ほうれい線やマリオネットラインがこれにあたります。

ご自身のしわがどのタイプなのかを理解することが、適切なケアへの第一歩となります。

ヒアルロン酸注射のもたらす効果と科学的根拠

ヒアルロン酸注射は、加齢によって失われたヒアルロン酸を、しわや溝が気になる部分に直接注入する治療法です。
注入されたヒアルロン酸は、皮膚を内側から物理的に持ち上げ、しわの溝を埋めることで、肌を平らでなめらかな状態へと導きます。

この効果は、単なる見かけ上の変化だけではありません。
2025年に発表されたとある研究結果では、ヒアルロン酸注射が皮膚の水分量と輝きを有意に改善することが科学的に証明されました。[1] 
これは、ヒアルロン酸が持つ高い保水力によって、肌そのものが潤いを取り戻し、健康的な輝きを放つようになることを示しています。

加えて、注入されたヒアルロン酸がコラーゲンやエラスチンを産生する線維芽細胞を刺激し、産生を促進する可能性も示唆されており、肌質の根本的な改善も期待されています。[1]

さらにヒアルロン酸注射は、顔の様々なしわに対して効果を発揮します。

  • ほうれい線
    鼻の横から口角にかけて伸びるほうれい線は、年齢を感じさせる代表的なサインです。 ヒアルロン酸を注入することで、この溝を浅くし、若々しい印象を取り戻せます。
  • マリオネットライン
    口角から顎にかけて伸びるマリオネットラインは、不機嫌そうな印象や老けた印象を与えがちです。 ここにヒアルロン酸を注入することで、口角が上がり、明るい優しい表情になります。
  • 目の下のくぼみ・クマ
    目の下のくぼみや影によってできる黒クマは、疲れた印象や寝不足な印象を与えます。 ヒアルロン酸でくぼみを埋めることで、目元がふっくらと明るくなり、活き活きとした表情に変わります。
  • 額や眉間のしわ
    常に顔に刻まれている深いしわは、ボトックス注射だけでは改善が難しい場合があります。 ヒアルロン酸を注入して溝を埋めることで、滑らかな額を取り戻すことができます。
  • ゴルゴライン
    目頭の下から頬の中央にかけて斜めに入るゴルゴラインは、疲労感や顔がこけた印象を与えます。 ヒアルロン酸で頬に自然なボリュームを出すことで、健康的で若々しい印象になります。

ヒアルロン酸注射が選ばれる5つの理由

多くの美容医療がある中で、なぜヒアルロン酸注射はこれほどまでに多くの人に選ばれ続けているのでしょうか。

その理由は、現代を生きる忙しい女性たちのニーズに応える多くのメリットがあるからです。

  1. 即効性
    ヒアルロン酸注射の最大の魅力は、その即効性です。
    施術が終わって鏡を見た瞬間から、しわが浅くなっているのが分かります。大切なイベントを間近に控えている場合でも、すぐに対応できるのは大きな利点です。
  2. ダウンタイムの短さ
    メスを使わない注入治療のため、体への負担が少なく、ダウンタイムが非常に短いです。
    施術当日からメイクをして帰宅することも可能で、仕事や家事、育児に忙しい方でも、日常生活への影響を最小限に抑えられます
  3. 施術時間が短い
    施術時間は、注入する部位や本数にもよりますが、10分〜30分程度と非常に短時間です。
    買い物のついでや、仕事のお昼休みなどを利用して、気軽に受けることができます。
  4. 安全性が高い
    ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する成分のため、アレルギー反応を起こすリスクが極めて低いとされています。
    安全性を重視する方にとって、これは非常に重要なポイントです。
  5. 注入後の修正が可能
    ヒアルロン酸注射には、「ヒアルロニダーゼ」という分解酵素があります。
    万が一、結果に満足できなかった場合や、修正したい場合には、この酵素を注入することでヒアルロン酸を溶かし、元の状態に戻すことが可能です。

後悔する前に押さえておきたいリスクとデメリット

ヒアルロン酸注射には多くのメリットがある一方で、デメリットやリスクも存在します。
良い面だけでなく、悪い面も正しく理解することが、後悔しないための第一歩です。

まず、多くの場合で経験する可能性のある、一般的な副作用について説明します。

  • 内出血
    注入時に注射針が毛細血管に当たってしまうことで起こります。通常は1~2週間程度で自然に吸収され、黄色っぽく変化しながら消えていきます。コンシーラーで隠せる程度の場合がほとんどです。
  • 腫れ・むくみ
    注射による刺激や、ヒアルロン酸が水分を吸収することで、注入部位が腫れたりむくんだりすることがあります。数日から1週間程度で落ち着くことが一般的です。
  • 痛み・違和感
    施術中には麻酔を使用するため強い痛みはありませんが、施術後にジンジンとした痛みや、注入部位に異物感を感じることがあります。これらの症状も、数日から1週間程度で自然に軽快します。

これらの副作用は一時的なものであり、過度に心配する必要はありません。


しかし、ヒアルロン酸注射には、頻度は非常に稀であるものの、決して無視できない重篤な副作用も報告されています。
厚生労働省の報告によると、メスを使わない美容医療のうち、ヒアルロン酸注入によるものが有害事象として多くを占めています。重篤な合併症としては、感染症や異物肉芽腫、皮膚壊死などが報告されており、後遺症が残るケースも存在します。[2]
ですが、これは非常に稀なケースであり、適切な解剖学的知識と経験を持つ医師の施術であれば、そのリスクは極めて低減されます

特に注意すべきなのが、「血管閉塞」です。
これは、注入されたヒアルロン酸が誤って血管内に入り込み、血流を塞き止めてしまうことで起こります。血流が途絶えた先の組織は壊死してしまい、最悪の場合失明に至るケースも報告されています。
特に、額、眉間、鼻、そしてほうれい線などの部位は、顔の重要な血管が走行しているため、解剖学的な知識と豊富な経験を持つ医師による、慎重な施術が不可欠です だからこそ、適切な針の選択や、血管を避けながら慎重に注入する技術が非常に重要であり、クリニック選びが全てを左右します。

また、ヒアルロン酸の効果は永久ではありません
注入されたヒアルロン酸は、時間をかけて体内に吸収されていき、その持続期間は使用する製剤の種類や注入部位、個人の体質によって異なりますが、一般的には数ヶ月から2年程度です。
効果を維持するためには、定期的に繰り返し注入する必要があります。そのため、長期的な視点での費用計画も重要になります。

他のしわ治療(ボトックス・レーザー)との違いは?

しわを改善する治療法は、ヒアルロン酸注射だけではありません。
代表的な治療法として「ボトックス注射」や「レーザー治療」があり、それぞれに異なる特徴があります。
自分に最適な治療法を選ぶためには、これらの作用の違いを理解することが重要です

  • ヒアルロン酸注射
    ヒアルロン酸注射は、しわによってできた溝や、加齢によってボリュームが失われた部分にヒアルロン酸を注入し、物理的に皮膚を持ち上げて平らにする治療です。
    すでに刻まれてしまった「静的しわ」であるほうれい線やマリオネットラインなどに特に効果的です。
  • ボトックス注射
    ボトックス注射は、ボツリヌス毒素から抽出した成分を使い、筋肉の過剰な動きを一時的に麻痺させる治療です。
    表情を作った時にできる「動的じわ」の原因となる筋肉の動きを抑えることで、しわができるのを防ぎ、既存のしわも浅くします。目尻の笑いじわや眉間のしわ、額の横じわなどに効果的です。
  • レーザー治療
    レーザー治療は、皮膚に微細な熱エネルギーを与えることで、真皮層のコラーゲン産生を促進し、肌自身の力でハリや弾力を取り戻させる治療です。
    肌全体の質感を改善し、小じわや毛穴の開き、ハリの低下といった、複合的な悩みにアプローチします。効果はマイルドで、複数回の治療が必要ですが、肌質から根本的に改善したい方に向いています。

治療によって得意とする分野のしわが違うので、どの治療法が最適かは、あなたのしわの種類や深さ、原因によって異なります。
例えば、無表情の時にも深く刻まれたほうれい線にはヒアルロン酸注射、笑った時にだけ現れる目尻のしわにはボトックス注射が適しています。自分がどの治療を前提にすればいいのかを決めるために、それぞれの治療法の比較表を見て決めていきましょう。

治療方法ヒアルロン酸注射ボトックス注射レーザー治療
作用溝を埋める筋肉の動きを抑制コラーゲン産生促進
適応ほうれい線マリオネットライン
目の下のくぼみなど
目尻眉間額の表情じわ肌全体の質感改善
費用相場1本あたり5万円~10万円1部位あたり2万円~5万円1回あたり
数万円~十数万円
(複数回推奨)
ダウン
タイム
数日~1週間程度の内出血や腫れほとんどない施術法により
数日~1週間程度の
赤みやかさぶた
持続期間数ヶ月~2年程度3ヶ月~6ヶ月程度定期的なメンテナンス
推奨

さらに、しわの状態によっては、これらの治療を組み合わせることで、より高い効果を得ることも可能です。
カウンセリングで医師と相談し、自分の悩みやライフスタイルに合った治療法を選択することが、満足のいく結果への近道です。

「失敗したかも…」をゼロに!後悔しないクリニック選び5つのチェックポイント

ヒアルロン酸注射の成否は、クリニック選びがほぼ占めていると言っても過言ではありません。
数多くあるクリニックの中から安心して任せられる場所を見つけるために、必ず確認するべき5つのチェックポイントをまとめました。

このチェックポイントを押さえたら、あとはカウンセリングであなたの望みを伝えていくだけ!是非とも押さえておきましょう。

  1. 担当する医師の経歴と症例実績は十分か
    医師の技術力は、仕上がりの美しさと安全性に直結します。
    公式サイトで医師の経歴を確認し、「日本形成外科学会認定形成外科専門医」や「日本皮膚科学会認定皮膚科専門医」など、関連分野の専門医資格を保有しているかを確認しましょう。また、症例写真が豊富に掲載されているかも重要な判断材料です。
    自分と似たような悩みを持つ人の症例を見て、その仕上がりが自分の理想と近いかを確認することが大切です。
  2. カウンセリングは丁寧で親身か
    良いクリニックは、カウンセリングを非常に重視します。
    あなたの悩みや希望を親身になって聞いてくれるか、メリットだけでなく、副作用やリスク、費用についてもしっかりと時間をかけて説明してくれるかを見極めましょう。
    質問しやすい雰囲気か、あなたの不安に寄り添ってくれるかも大切なポイントです。少しでも疑問や不安が残るようであれば、その場での即決は避けるべきです。
  3. 厚生労働省承認の製剤を使用しているか
    ヒアルロン酸注射において、製剤の安全性は極めて重要です。
    カウンセリングの際に、使用するヒアルロン酸がアラガン社の「ジュビダームビスタ®」シリーズや、ガルデルマ社の「レスチレン®」シリーズといった、厚生労働省承認の製剤であるかを必ず確認しましょう。
    安価な未承認製剤を勧めてくるクリニックは注意が必要です。
  4. 料金体系は明確か
    公式サイトやカウンセリングで提示された料金が、すべて含まれている価格であるかを確認することが重要です。
    「製剤料」「注入技術料」「麻酔代」「アフターケア代」など、後から追加料金が発生することがないか、事前に明確にしておきましょう。
    見積書を書面で発行してくれるクリニックは、より信頼性が高いと言えます。
  5. アフターフォロー体制は整っているか
    万が一、施術後に強い腫れや痛み、アレルギー反応などのトラブルが起きた際に、迅速かつ適切に対応してくれる体制が整っているかを確認しましょう。
    緊急時の連絡先や、検診の有無など、アフターフォローの内容についても、事前に説明を受けておくと安心です。

これらのチェックポイントを活用し、複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することが、後悔しないクリニック選びの鍵となります。

ヒアルロン酸注射の施術の流れと費用相場

これからは実際にヒアルロン酸注射を受ける際の、一般的な流れと費用について解説します。事前に流れを知っておくことで、当日の不安を軽減することができ、スムーズに治療をおこなうことができます。

施術の流れ

【STEP1】カウンセリング予約
クリニックの公式サイトや電話で、無料カウンセリングの予約を取ります。
この時点で先に、どの医師に相談したいか希望を伝えられる場合もあります。
【STEP2】医師による診察とカウンセリング
予約した日時にクリニックへ行き、専門のカウンセラーや医師が、あなたの悩みや希望を詳しくヒアリングし、肌の状態を診察します。
その上で、最適な注入部位、製剤の種類、注入量などを提案してくれます。
この時に、効果やリスク、費用についての詳細な説明がありますので、納得できるまでしっかりと質問しましょう
【STEP3】施術(麻酔、注入)
カウンセリング内容に同意したら、いよいよ施術です。
まず、痛みを軽減するために麻酔を行います。麻酔方法はクリニックによって異なります。
麻酔が効いてきたら、医師が慎重にデザインを確認しながら、ヒアルロン酸を注入していきます。施術時間は10分~30分程度です。
【STEP4】アフターケア
注入が終わったら、注入部位を冷やしてクーリングし、状態を確認します。
特に問題がなければ、すぐにお化粧をして帰宅することができます。
施術後の注意事項(激しい運動や飲酒を控えるなど)についての説明を受けます。

費用相場について

ヒアルロン酸注射の費用は、注入する部位や使用する製剤、注入量によって大きく異なりますが、多くのクリニックでは、ヒアルロン酸1本(1cc)あたりの料金設定になっています。

あくまで目安ですが、以下に一般的な費用相場を記載します。

ヒアルロン酸1本~2本~3本~4本~
¥88,000¥70,400¥62,700¥55,000
プロファイロ1回目2回目(同部位)
¥121,000¥108,900


自由診療のため、クリニックによって価格設定は様々です。

料金だけでなく、前述のチェックリストを総合的に判断して、クリニックを選ぶことが重要です。

ヒアルロン酸注射に関するよくある質問

痛みはどのくらいありますか?

施術前に麻酔クリームを使用するため、強い痛みを感じることはほとんどありません
注射針を刺す際にチクッとした痛みや、製剤が注入される際に少し押されるような感覚がある程度です。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が我慢できる範囲の痛みです。

施術後、いつから効果を実感できますか?

ヒアルロン酸注射は即効性が高く、施術直後からしわが浅くなったことを実感できます。
ただし、施術直後は若干の腫れやむくみがあるため、最終的な仕上がりは1~2週間後、注入したヒアルロン酸が肌に馴染んだ頃になります。

他人にバレたりしませんか?

適切な量と部位に注入すれば、非常に自然な仕上がりになるため、他人に気づかれることはほとんどありません。むしろ、「なんだか若返ったね」「表情が明るくなったね」といったポジティブな印象を持たれることが多いです。過度な注入を避け、経験豊富な医師に任せることが、自然な仕上がりへの鍵です。

妊娠中や授乳中でも受けられますか?

妊娠中や授乳中のヒアルロン酸注射が、胎児や母乳に直接的な悪影響を及ぼすという報告はありません。
しかし、安全性が完全に確立されているわけではないため、多くのクリニックでは、妊娠中・授乳中の施術を断っています。万が一のトラブルを避けるためにも、卒乳後に施術を受けることをお勧めします。

ヒアルロン酸を注入し続けるとどうなりますか?

ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、効果を維持するためには定期的な注入が必要です。しかし、短期間に過度な注入を繰り返すと、不自然な仕上がりになったり、しこりの原因になったりすることがあります。
医師と相談しながら、適切な間隔と量で治療を続けることが大切です。長期的に見れば、コラーゲン産生を促進する効果も期待できるため、肌の老化予防にも繋がると考えられています。

【最後に】しわの悩みから解放され、自信に満ちた毎日へ

本記事では、ヒアルロン酸注射によるしわ治療について、その効果からリスク、クリニックの選び方まで、専門的な知見と科学的根拠に基づいて詳しく解説してきました。

20代後半からのヒアルロン酸注射は、目立ち始めたしわを解消する「今日の自信」であると同時に、10年後のあなたを守る「未来の美しさへの投資」です。高価なジュエリーやバッグも素敵ですが、あなた自身の若々しく輝く笑顔こそが、最も価値のある財産ではないでしょうか。

ですが、最も重要なことはあなたが正しい知識を身につけ、心から信頼できる技術ある医師と出会うことです。

この記事が、そんなあなたのしわの悩みから解放して、自信に満ちた笑顔で毎日を過ごすための一助となれば幸いです。

鏡を見るのが楽しくなる、写真に写るのが好きになる。
そんな未来は、あなたの一歩から始まります。

まずは、勇気を出して、信頼できるクリニックの無料カウンセリングに申し込んではいかがでしょうか。

参考文献

[1] Zhou R, Yu M. The Effect of Local Hyaluronic Acid Injection on Skin Aging: A Systematic Review and Meta‐Analysis. J Cosmet Dermatol. 2025;24(1):e16760. 
[2] 厚生労働省. 「美容医療サービス等の自由診療におけるインフォームド・コンセントの取り扱いについて」等に関するQ&A
[3] 厚生労働省. 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)【2024年1月29日】