【医師監修】次世代たるみ治療「ザーフ(XERF)」とは?20代後半から忍び寄るたるみの最新治療を専門家が徹底解説

公開日: 2025.08.06

最終更新日:2025.08.06

ふと鏡を見たとき、以前はなかったほうれい線の影に気づく。
夕方になると、ファンデーションが毛穴に溜まっている。
なんだか顔が疲れて見える……。

20代後半から30代にかけて、こうした小さな変化を感じ始める方は少なくありません。
これは、紛れもないエイジングの初期サイン、「たるみ」の始まりです。

「まだ20代だから大丈夫」と思っていても、肌の弾力を支えるコラーゲンは20歳をピークに年々減少し始めます。
ですが「もう手遅れかも」と諦める必要は全くありません。むしろ変化に気づいた「今」が、未来の自分のために最適なケアを始める絶好のタイミングなのです。

しかし、世の中には「ハイフ(HIFU)」をはじめ、数多くのたるみ治療があふれています。「痛いのは嫌」「失敗したくない」「本当に効果があるの?」そんな不安から、一歩を踏み出すのをためらってしまう方も多いでしょう。

もし、そんなあなたのために、痛みを最小限に抑えながら、一人ひとりの肌の状態に合わせて効果を最大化できるとしたら?
この記事では、そんな理想を追求して開発された次世代のたるみ治療「ザーフ(XERF)」について、美容医療の専門家が科学的根拠から具体的な効果・気になる疑問まで、どこよりも詳しく、そして誠実に解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたのたるみ治療に対する不安は解消され、自分に合った最適な選択肢が明確になっているはずです。

この記事の監修者

  • 院長 山崎 俊
  • MET BEAUTY CLINIC 院長

    山崎 俊
    美容外科、形成外科

    監修の山崎俊医師は、形成外科18年、美容外科10年以上の経験を持つ日本形成外科学会認定の「専門医」「指導医」です。「安全・確実」な治療を第一に、患者様一人ひとりに寄り添い、納得できる最適な施術をご提案します。

    美容医療に関する疑問や不安をお持ちの方も、安心してこの記事をお読みいただけますと幸いです。

ザーフ(XERF)とは?痛みを抑えて効果を追求した次世代高周波治療

ザーフ(XERF)は、ひと言でいえば「一人ひとりのたるみに合わせたカスタマイズ治療が可能な次世代モノポーラRF(高周波)治療器」です。
たるみ治療の分野で長年使用されてきた「モノポーラRF」という技術をベースに、その効果を最大化しつつ、最大の課題であった「痛み」を最小限に抑えることを目指して開発されました。

まずは、その基本となる「モノポーラRF」の仕組みから理解を深めていきましょう。

「モノポーラRF」とは?たるみにアプローチする仕組み

モノポーラRF治療は、高周波の電磁波を利用するたるみ治療の一種です。
その仕組みは、電子レンジが食品を温める原理に少し似ています。

  • 熱エネルギーの発生
    ハンドピースの先端(電極)から照射された高周波の電磁波が、体の中にある水分に働きかけます。 これにより、水分子が高速で振動し、摩擦熱(ジュール熱)が発生します。
  • 深部加熱による引き締め
    この熱エネルギーが、肌の奥深く、真皮層からさらに下の皮下組織にある「線維性隔壁(せんいせいかくまく)」というコラーゲン繊維のネットワークまでを広範囲に加熱します。 熱を受けたコラーゲン繊維は、タンパク質の一種であるため、熱変性を起こして瞬時に収縮します。 これが、治療直後に感じられる「引き締め効果(タイトニング)」の正体です。
  • コラーゲンの再構築(リモデリング)
    さらに重要なのが、その後のプロセスです。 熱によるダメージを受けた組織は、それを修復しようとする「創傷治癒(そうしょうちゆ)」のスイッチが入ります。 この過程で、線維芽細胞が活性化し、新しいコラーゲンやエラスチンが大量に生成されます。 このプロセスは時間をかけてゆっくりと進行し、3か月から6か月後に効果のピークを迎えます。 これにより、肌自体のハリや弾力が根本から改善され、長期的なアンチエイジング効果がもたらされるのです。

このように、モノポーラRFは即時的な引き締め」と「長期的なハリ感アップ」という二段構えの効果が期待できる、非常に合理的な治療法です。

ザーフは「デュアル周波数」を搭載した世界初のRF治療器

従来のモノポーラRF治療器は、そのほとんどが単一の周波数を使用していました。
この周波数は、皮膚の比較的浅い層(真皮層)を効率的に加熱するのに適しています。

しかし、より高いリフトアップ効果や、手ごわい脂肪層にアプローチするためには、さらに肌の奥深くまでエネルギーを届ける必要があります。
従来の機器でこれを実現するには、単純に出力を上げるしかなく、それが強い痛みを伴う原因となっていました。

このジレンマを打ち破ったのが、ザーフ(XERF)です。
ザーフは、従来の周波数に加え、より深く浸透する特性を持つ新たな周波数を搭載した、世界で初めての「デュアル周波数モノポーラRFなのです。
2つの周波数を組み合わせることで、ザーフは低い出力でも効率的に深部を加熱することが可能になり、痛みが少ないのに効果が高いという、これまでの常識を覆す治療を実現しました。

「肌の奥深くまで、優しく、効率的に」がコンセプト

ザーフの開発思想は、非常にシンプルです。
それは、たるみ治療に求める「効果」を最大限に引き出しながら、患者様が感じる「不快感や痛み」を限りなくゼロに近づけること。

  • 肌の奥深くまで (Deep)
    デュアル周波数により、これまでアプローチが難しかった深層部までエネルギーを届けます。
  • 優しく (Gentle)
    独自の照射技術と冷却システムにより、麻酔が不要なほど快適な施術を可能にしました。
  • 効率的に (Efficiently)
    一人ひとりの肌に合わせてエネルギーを最適化し、短時間で高い効果を目指します。

次の章では、このコンセプトを支えるザーフならではの3つの革新的なテクノロジーについて、さらに詳しく見ていきましょう。

なぜザーフは効果が高いの?3つの革新的テクノロジーを深掘り解説

ザーフが「次世代」と呼ばれる理由は、単に2つの周波数を搭載しているからだけではありません。その効果と安全性を支える、世界初・特許取得の3つの革新的テクノロジーが存在します。
ここでは、少し専門的な内容に踏み込みますが、なぜザーフが選ばれるのか、その核心に迫ります。

【技術1】世界初・デュアル周波数(6.78MHz+2MHz)が可能にする「深達度コントロール」

ザーフの最大の特徴は6.78MHzと2MHzという2つの周波数を使い分けられるだけでなく、組み合わせられる点にあります。高周波の物理的な特性として、周波数が低いほどエネルギーはより深く浸透します。
これは、ラジオの周波数が低いAM放送が遠くまで届き、周波数が高いFM放送は音がクリアな代わりに届く範囲が狭いのと似た原理です。

  • Shallowモード(6.78MHz)
    主に真皮層をターゲットにします。 肌表面の引き締め、ハリ・ツヤの改善、小じわや毛穴のケアに適しています。
  • Middleモード(6.78MHz)
    真皮層から浅い脂肪層にかけてアプローチします。
    フェイスラインのもたつきや、軽度のたるみに効果的です。
  • Deepモード(6.78MHz + 2MHz)
    2つの周波数を組み合わせることで、真皮層から深い脂肪層まで、最も深く広範囲に熱を届けます。 二重あごのボリュームダウンや、本格的なリフトアップを目指す場合に選択されます。

このように、医師は患者様一人ひとりの肌の厚み、脂肪のつき方、たるみの進行度合いを見極め、3段階の「Depth(深さ)」をミリ単位で調整することが可能です。
さらに、10段階のエネルギーレベルを細かく設定できるため、まさにオーダーメイド感覚のたるみ治療が実現するのです。

【技術2】「痛みの少ない」オーダーメイド照射

従来のモノポーラRF治療の痛みの原因は、同じ強さのエネルギーパルスを連続して照射することにありました。
これにより、皮膚内部の温度が急上昇し、熱さや痛みとして感じられていました。

ザーフは、この問題を解決するために、特許技術である「Wave Fit Pulse」を開発しました。これは、1回の照射の中に「波(Wave)」のようなエネルギーの強弱を持たせる照射方法です。

Wave Fit Pulseの特長

  • 可変エネルギーパルス
    従来の機器が5〜6個の固定パルスだったのに対し、ザーフは設定に応じて3個から12個の可変的なエネルギーパルスを組み合わせます。
  • クーリングとの連携
    RFパルスを照射するごとに、冷却ガスによるクーリングパルスもセットで照射されます。 これにより、皮膚表面は常に安全な温度に保たれながら、深部には着実に熱が蓄積され、痛みもほとんどありません。
  • ヒートフェーズとホールドフェーズ
    照射の前半(ヒートフェーズ)では比較的強いエネルギーで一気に目標温度まで引き上げ、後半(ホールドフェーズ)では弱いエネルギーで温度を維持します。

この絶え間なく変化するパルス構造により、ザーフは急激な温度上昇による不快感や痛みを劇的に軽減し、麻酔なしでも心地よい温かみが続くような感覚で治療を受けることを可能にしました。

【技術3】「均一で安全」なエネルギー伝達

安全性を高めるための工夫は、照射の先端部分である「エフェクター(チップ)」にも施されています。

従来のモノポーラRFの電極は、一枚の板のような「ソリッド(一体型)構造」でした。
この構造では、物理的な特性上どうしても電極の四隅にエネルギーが集中しやすく、その部分が過度に熱くなって火傷を引き起こすリスクがありました。

そこでザーフが採用したのが、特許を取得した「スパイダーパターン」という独自の電極構造です。

スパイダーパターンの特長

  • 均一なエネルギー分布
    その名の通り、まるでクモの巣のように電極が張り巡らされたこのパターンは、エネルギーが角に集中するのを防ぎ、照射面全体に熱を均一に分散させることができます。 これにより、治療効果のムラをなくし、副作用のリスクを最小限に抑えます。
  • 高精度温度センサー
    エフェクターには、中央と四隅の計5か所に高精度温度センサーが内蔵されています。 皮膚表面の温度をリアルタイムで監視し、万が一、設定温度以上に上昇した場合は、即座に照射をストップするエネルギーカットオフ機能も搭載。

これらの多重の安全装置により、ザーフは安心して受けることができる、極めて安全性の高い治療となっているのです。

ザーフに期待できる具体的な効果とは?

テクノロジーの解説だけでは、イメージが湧きにくいかもしれません。
ここでは、実際にザーフの治療を受けられた方々の症例写真(※)を見ながら、どのような効果が期待できるのかを具体的にご紹介します。

※症例写真のクレジット:Courtesy of Dr.Jewan Kaiser Hwang, South Korea

【効果1】フェイスラインの引き締め・小顔効果(Vライン形成)

【症例】30代女性 Vライン・あご下のボリュームダウン

  • 治療前
    フェイスラインのもたつき、あご下の脂肪が気になる状態。
  • 1回治療 3か月後
    あごのラインがシャープになり、すっきりとしたVラインに近づいています。顔全体の印象が引き締まっています。

【症例】50代女性 Vライン・あご下のボリュームダウン

  • 治療前
    加齢によるたるみで、フェイスラインが不鮮明になっています。
  • 1回治療 1か月後
    口横のたるみが改善し、フェイスラインが滑らかに整っています。

ザーフは、Deepモードで皮下組織の線維性隔壁と脂肪層にアプローチすることで、たるんだ輪郭を引き締めます。
シャープなVラインを目指したい方、加齢によるフェイスラインの崩れが気になる方に最適です。

【効果2】二重あご・あご下のボリュームダウン

【症例】60代女性、Vライン・あご下のたるみと質感

  • 治療前
    あご下のたるみが顕著で、首との境界が曖昧になっています。
  • 1回治療 3か月後
    あご下のボリュームが明らかに減少し、首のラインがすっきりと見えるようになっています。肌の質感も改善しています。

ザーフは脂肪細胞そのものを破壊するわけではありませんが、熱エネルギーによって脂肪層を引き締め、ボリュームを減少させる効果が期待できます。
ダイエットでは落ちにくい、頑固な二重あごやあご下のたるみにお悩みの方にとって、心強い選択肢となります。

【効果3】肌のハリ・ツヤ・キメの改善(美肌効果)

【症例】40代女性 肌のハリ・赤み・キメの改善

  • 治療前
    肌全体のハリが失われ、毛穴の開きやキメの乱れ、赤みが見られます。
  • 1回治療 6か月後
    肌に内側から押し返すようなハリが生まれ、キメが整い、なめらかで均一なトーンになっています。赤みも軽減されています。

ザーフは、ShallowモードやMiddleモードで真皮層をターゲットにすることで、コラーゲンの産生を強力に促進します。
これにより、肌の弾力が向上し、ハリとツヤがよみがえります。
たるみだけでなく、肌質そのものを改善したいというニーズにも応えることができます。

【効果4】しわ・たるみのタイトニング

【症例】60代男性 しわ・たるみのタイトニング

  • 治療前
    ほうれい線やマリオネットラインなど、顔全体の深いしわやたるみが目立ちます。
  • 1回治療 3か月後
    顔全体の皮膚が引き締まり、深いしわが浅くなっています。若々しく、精悍な印象に変化しています。

ザーフは女性だけでなく、男性のたるみ治療にも非常に効果的です。
皮膚全体を土台から引き締めることで、刻まれたしわを浅くし、顔全体の印象をリフレッシュさせます。

効果を実感するタイミングは?即時効果と長期的効果

ザーフの効果の現れ方には、2つのフェーズがあります。

  1. 即時効果(治療直後〜2週間)
    熱によるコラーゲンの収縮が起こるため、治療直後から肌の引き締まりを実感できる場合があります。 これは「即時効果」と呼ばれ、大切なイベント前の駆け込み治療としても人気です。
  2. 長期的効果(1か月後〜6か月後)
    創傷治癒プロセスによるコラーゲンの再構築(リモデリング)が本格化するのは、治療から1か月ほど経ってからです。 この効果は3か月から6か月かけてピークに達し、肌が内側から再構築されることで、ハリと弾力のある状態が長く続きます。

つまり、ザーフは「すぐに実感できる効果」と「時間をかけて育てる効果」の両方を兼ね備えた治療と言えます。

ザーフとハイフ、何が違う?自分に合う治療の見つけ方

たるみ治療を検討する際、必ずと言っていいほど比較対象となるのが「ハイフ(HIFU)」です。どちらも「切らないたるみ治療」として人気ですが、その原理や得意分野は全く異なります。
ここでは、両者の違いを明確にし、あなたがどちらを選ぶべきかのヒントを提示します。

アプローチする「層(ターゲット)」の違い

  • ザーフ(デュアル周波数モノポーラRF)
    「面」で広範囲にアプローチします。 皮膚の浅い層から深い層(真皮〜皮下組織)まで、熱を立体的・広範囲に広げて、皮膚全体をじっくりと加熱し、 肌の引き締めや肌質改善を得意とします。
  • ハイフ(HIFU高密度焦点式超音波)
    「点」で局所的にアプローチします。 超音波を一点に集め、SMAS(スマス)筋膜という、さらに深い層をピンポイントで加熱し、土台からしっかり引き上げ、肌のリフトアップを得意とします。

熱の「広がり方」の違い

  • ザーフ
    じんわりと広範囲に熱を広げる「鉄板焼き」のようなイメージです。 皮膚全体のコラーゲンを増やし、肌密度を高めることで、ハリと引き締め効果をもたらします。
  • ハイフ
    狙った点だけを高温にする「虫眼鏡」のようなイメージです。 SMAS筋膜に熱凝固点を作り、点と点を結ぶように組織を引き上げます。

痛みの感じ方とダウンタイムの違い

  • ザーフ
    特許技術である「Wave Fit Pulse」と冷却機能により、痛みが非常に少ないのが特徴です。 じんわりとした温かさを感じる程度で、ほとんどが麻酔なしで受けられ、 ダウンタイムもほぼないため、施術直後からメイクも可能です。
  • ハイフ
    超音波が骨に響くような、ズーンとした独特の痛みを感じることがあります。 特に骨の近くは痛みを感じやすいため、出力を調整したり、麻酔を使用したりする場合があります。 施術後に筋肉痛のような鈍痛が数日続くこともあります。

あなたはどっち?目的別おすすめ治療チャート

どちらか一方が優れているというわけではなく、あなたの目的によって最適な選択は異なります。

ザーフがおすすめな方

  • フェイスラインのもたつきを引き締めたい(タイトニング)
  • 肌全体のハリ・ツヤをアップさせたい
  • 頬の脂肪が少なくいけど、皮膚のたるみがある
  • 痛い治療は絶対に避けたい
  • ダウンタイムなく、すぐに日常生活に戻りたい

ハイフがおすすめな方

  • SMAS筋膜のゆるみを土台から引き上げたい(リフトアップ)
  • ほうれい線やマリオネットラインをリフトアップで改善したい
  • 二重あごや頬のボリュームを減らしたい
  • ある程度の痛みは我慢できる
  • シャープな輪郭形成を重視したい

より広い範囲での引き締め(タイトニング)にはザーフを、土台からピンポイントでの引き上げ(リフトアップ)にはハイフを選んでいただくのがオススメです。
クリニックによっては、ザーフとハイフを組み合わせることで、引き締めと引き上げの両方を実現する、より高度なコンビネーション治療を提案している場合もあります。

ザーフ治療のメリットとデメリットとは

どんなに優れた治療法にも、メリットとデメリットが存在します。
ザーフを検討する上で、両方を正しく理解しておくことは非常に重要なため、ここではザーフのメリットとデメリットを解説します。

ザーフの5つのメリット

  1. 痛みが少なく快適
    特許技術「Wave Fit Pulse」と強力な冷却機能により、従来のRF治療の常識を覆す快適さが最大のメリットです。 麻酔が不要なため、施術時間全体の短縮にもつながります。
  2. 一人ひとりに合わせたカスタマイズ治療が可能
    デュアル周波数と3段階の深度選択、10段階のレベル調整により、肌質やたるみの状態に合わせてエネルギーを最適化できます。 まさに、あなただけのオーダーメイド治療が可能です。
  3. ダウンタイムがほぼない
    肌表面へのダメージがほとんどないため、施術直後からメイクをして帰宅できます。 赤みや腫れが出ることは稀で、出たとしても数時間で治まることがほとんどです。 日常生活にほとんど支障をきたしません。
  4. 引き締めと美肌効果を同時に得られる
    たるみを引き締めるだけでなく、コラーゲン産生を促して肌のハリ・ツヤ・キメを根本から改善します。 エイジングケアとスキンケアを同時に行える、一石二鳥の治療です。
  5. 安全性が高い
    特許技術「スパイダーパターン」による均一な加熱と、5つの温度センサーによるリアルタイム監視機能により、火傷などのリスクが最小限に抑えられています。 韓国のMFDS(食品医薬品安全処)の認可も取得しており、安全性が公的に認められています。

理解しておくべき3つのデメリット

  1. 効果の現れ方に個人差がある
    肌の水分量、脂肪の厚み、コラーゲンの状態などによって、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。1回の治療で劇的な変化を感じる方もいれば、複数回の治療で徐々に効果を実感する方もいます。
  2. リフトアップ効果はハイフに劣る場合がある
    ザーフの得意分野はあくまで「タイトニング(引き締め)」です。SMAS筋膜を直接引き上げるような強力な「リフトアップ(引き上げ)」を第一に求める場合は、ハイフの方が適している可能性があります。
  3. 自由診療であり、費用がかかる
    ザーフは美容目的の治療であるため、公的医療保険は適用されません。全額自己負担の自由診療となります。 料金はクリニックやショット数によって異なりますが、決して安価な治療ではないため、費用対効果を十分に検討する必要があります。

ザーフ施術の実際|来院からアフターケアまでの流れ

「実際にクリニックに行ったら、どんなことをするんだろう?」
ここでは、カウンセリングから施術後のケアまで、一般的なザーフ治療の流れをシミュレーションしてみましょう。

Step1 カウンセリング・診察

まずは医師によるカウンセリングから始まります。
あなたの悩みや理想の状態を詳しくヒアリングし、肌や骨格の状態を診察します。ここで、ザーフがあなたにとって最適な治療法なのか、どのモードで何ショット照射するのが効果的か、といった治療計画を立てます。
費用やリスクについても、納得がいくまでしっかりと説明を受けましょう。

Step2 施術準備

治療計画に同意したら、施術の準備に入ります。クレンジングと洗顔でメイクや皮脂をきれいに落とします。
ザーフは痛みが非常に少ないため、通常は麻酔クリームなどを塗る必要はありませんアクセサリー類を外し、準備は完了です。

Step3 照射

施術ベッドに横になり、まずは肌に専用のオイルまたはジェルを塗布します。 これは、エフェクターの滑りを良くし、エネルギーを均一に伝えるためのものです。
その後、医師が治療計画に沿って、顔全体にエフェクターを当て、リズミカルに照射を進めていきます。じんわりとした温かさを感じる程度で、リラックスして受けられる方がほとんどです。
ショット数にもよりますが、顔全体の照射時間は40~60分が一般的です。

Step4 施術後・アフターケア

照射が終了したら、オイルやジェルを拭き取って終了です。
ダウンタイムはほとんどないため、すぐにパウダールームでメイクをして帰宅できます。特別なアフターケアは必要ありませんが、 施術後の肌はデリケートになっているため、保湿と紫外線対策はいつも以上に念入りに行いましょう。

ザーフに関するよくある質問

最後に、ザーフに関して多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。

施術時間はどのくらい?

麻酔が不要なため、カウンセリングを除いた施術自体の時間は15分〜60分程度です。
忙しい方でも、お昼休みなどを利用して気軽に受けることができます。

痛みは本当にないの?

痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が「じんわり温かくて気持ちいい」と感じる程度です。 ザーフの高度な冷却システムと可変パルス技術が、痛みを効果的に軽減します。どうしても不安な方は、出力を調整することも可能ですので、遠慮なく医師に相談してください。

ダウンタイムや副作用は?

ダウンタイムはほとんどありません。 施術直後から普段通りの生活を送ることができます。 稀に赤みや軽い腫れ、ほてり感が出ることがありますが、通常は数時間〜1日程度で自然に治まります。 火傷のリスクは、安全機能により極めて低く抑えられています。

メイクはいつからできる?

施術当日から可能です。 施術後すぐにお化粧直しをしてお帰りいただけます。

何回くらい受ければいい?推奨される頻度は?

効果の持続や目的によって異なりますが、一般的には6か月から1年に1回のペースで継続することで、良好な状態を維持しやすくなります。 より高い効果を求める場合は、最初の数回を短い間隔(例:1〜3か月ごと)で受け、その後メンテナンスに移行するプランが推奨されることもあります。 最適な頻度は、医師と相談して決めましょう。

施術を受けられない人はいる?

以下に該当する方は、安全のため施術を受けられない場合があります。

  • 妊娠中、授乳中、または妊娠の可能性がある方
  • ペースメーカーや植込み型除細動器を使用している方
  • 治療部位に金属製のインプラント(糸リフトの金属、プレートなど)が入っている方
  • 重度の皮膚疾患や感染症がある方
  • ケロイド体質の方 その他、持病がある方や服用中の薬がある方は、必ずカウンセリング時に医師に申し出てください。

料金・費用の相場は?

ザーフの料金は自由診療のため、クリニックや照射するショット数によって大きく異なります。
一般的な相場としては、部位と範囲によって5万~20万程度が目安です。
多くのクリニックでは、ショット数に応じた料金プランや、初回限定のお試し価格を設定しているため、それらも活用しながら複数のクリニックの料金を比較検討し、カウンセリングで総額を確認することが重要です。

ザーフは自分だけの「美しさ」をデザインする未来への投資

ここまで、次世代のたるみ治療「ザーフ」について、その仕組みから効果、安全性まで詳しく解説してきました。

ザーフは、単なるたるみ治療器ではありません。世界初のデュアル周波数と、痛みを最小化する特許技術を融合させ、一人ひとりの肌と顔立ちに合わせて、たるみの状態をミリ単位でデザインすることを可能にした、新しいエイジングケアです。

加齢という自然な変化に抗うのではなく、その人本来の美しさを引き出し、自信を持って年を重ねていく。ザーフは、そんな前向きなエイジングケアを望む、現代の知的な女性たちのための「未来への投資」と言えるでしょう。

「痛くないなら、試してみたい」「自分に合った治療で、確かな効果を実感したい」 そう感じたなら、それはあなたの肌が発しているサインかもしれません。

あなたのたるみの悩みに、専門家が寄り添います

この記事を読んで、ザーフへの理解は深まったけれど、まだ「自分に本当に合っているのか」「どのクリニックを選べばいいのか」といった不安が残っているかもしれません。

たるみの状態や原因は、一人ひとり全く違います。
だからこそ、最も大切なのは、あなたの肌と真摯に向き合い、最適な治療を提案してくれる専門家(医師)を見つけることです。

MET BEAUTY CLINICでは、無料でカウンセリングを行っています。
まずは一歩を踏み出し、専門家の話を聞いてみることから始めてみませんか?あなたの長年の悩みが、思ったより簡単に解決できるかもしれません。

あなたの肌が、昨日よりも今日、今日よりも明日、もっと輝くことを心から願っています。