公開日: 2024.06.25
最終更新日:2024.07.25
ふとした瞬間、気になりだすともう我慢できないデリケートゾーンのかゆみ。
特に蒸れやすい服装の日や、汗をかきやすい季節は大変ですよね。
こまめに洗ったり、下着を取り替えたり、市販薬を使用しても治らない。
また、勇気を出して皮膚科に行っても、しばらくするとかゆみがぶり返してしまうという方はいらっしゃいませんか?
そのかゆみ、根本原因の対処できていない難治性のかゆみかもしれません。
しかも、放置するとデリケートゾーンの黒ずみにもつながる恐れがあります。
こちらの記事では、婦人科の専門医として20年以上女性の身体の悩みや不調に向き合ってきたMET BEAUTY CLINICの福山院長監修のもと、以下のポイントをわかりやすく解説します。
デリケートゾーンがかゆくなる原因といえば汚れや性病というイメージをお持ちの方が多いのですが、実はそれだけが理由ではありません。
かゆみによって婦人科を受診される方の原因は、以下の4つに大別されます。
性感染症は、性行為によって感染した人の精液や膣分泌液の他、性器やその周囲の病原体や分泌液に直接触れることによって感染します。
かゆみが症状となる性感染症には、クラミジア、トリコモナス、コンジローマ、性器ヘルペスなどがあります。
外陰部膣カンジダの原因となるカンジダ菌は、健康な女性の身体にも存在している常在菌です。
しかし、ストレスや疲労、環境の変化などによって免疫力が低下すると、おりものが増えたり膣や外陰部がかゆくなる外陰膣カンジダが発症します。
接触皮膚炎とはいわゆる「かぶれ」のことです。主に、身体の外からの刺激物質やアレルギー源となる物質が、皮膚に接触することによって起こります。使用しているソープや下着、生理用品・おりものシートなどもアレルギー源となることがあります。
上記の原因の他にも、複数の要因が組み合わさって何度もかゆみを繰り返すことがありま
・半年以上かゆみが続く
・市販薬を使っても改善しない
・病院に行っても繰り返す
・かゆくて眠れない(夜かゆみが酷くなる)
このようなお悩みを抱えている方は難治性のかゆみに該当する場合があります。
当院では一般的なかゆみから難治性のかゆみまで、すべてのデリケートゾーンのかゆみに対応した治療が可能です。
繰り返すかゆみには、特有の原因があります。
もしあなたが難治性のかゆみに悩んでいる場合は、以下のケースに該当しているかもしれません。
デリケートゾーンがかゆくなった場合、「かゆみ=不潔なのかも」という不安から、洗浄力の強いソープを使用してしまうケースがあります。
実はデリケートゾーン周辺の皮膚は薄く、乾燥しやすい部位のため、一般的なボディソープでさえ刺激が強い場合もあります。
繊細なデリケートゾーンを洗いすぎてしまうと、常在菌のバランスが崩れたり、皮膚が薄く乾燥しやすい肌に傷がつきやすくなり、炎症をおこしやすくなってしまいます。
洗ってもかゆみが改善しない場合、
【かゆみを感じる】→【洗いすぎる】→【かゆみが悪化する】
上記のような悪循環が起きているかもしれません。
実はかゆみは、痛みよりも我慢が難しいと知っていますか?
起きている間はかくのを我慢できても、かゆみが悪化する夜間、特に寝ている間に無意識にかいてしまうことでかゆみが悪化しているケースもあります。
また、かゆいからといって皮膚をかきむしるとその行為でさらにヒスタミンが生成され、さらにかゆみが悪化します。
一時的なかゆみや軽い症状であれば治療薬としてステロイドが処方されますが、自己判断で使用をやめてしまうと症状を繰り返してしまうため、ステロイドが処方された場合は医師の指示に従って適切に使うことが大切です。
間違った判断でかゆみの原因と関係ない市販薬を使用したり、自己判断で処方薬の使用をやめてしまうと、かゆみが治りきらずに症状を繰り返してしまうことがあります。
市販薬を使用する場合は原因がはっきりしているケースに限定した方がいいでしょう。
また、医師に処方された薬は必ず指定の方法と期間を守って使用してください。
かゆみのある肌は、炎症をおこしています。
乾燥や摩擦によってターンオーバーが乱れていると炎症が改善せず、何度もかゆみを繰り返します。ターンオーバーの乱れから、皮膚が乾燥すると、皮膚のバリア機能が衰え完治が遠のくのです。
またターンオーバーの乱れは、皮膚が厚くなったり黒ずんだりする原因にもなります。
デリケートゾーンのかゆみを「自力で解決したい」という人は大勢います。
できれば病院に行かず、市販薬で改善したいという気持ちはよくわかります。
ですが、適切な治療を受けられずかゆみの症状が長引くと、気付かないうちにかきむしってしまいかゆみが悪化したり、外陰部の皮膚が厚くなることで見た目まで悪くなってしまうリスクもあります。
とはいえ、市販薬でかゆみが解決できれば、それに越したことはありませんよね。
通院が難しかったり原因がはっきりしている場合は、ファーストチョイスとして市販薬を頼るのも悪いことではありません。
ただし以下のような場合は、病院に相談してください。
また、かゆみの症状の場合だと皮膚科を受診すべきか、婦人科を受診すべきかで悩んでしまう方も多いようです。
デリケートゾーン周辺のかゆみの場合は、性感染症や外陰部膣カンジダの可能性もあるため、もし迷った場合は婦人科を受診してくださいね。
デリケートゾーンのかゆみをしっかり治すには、原因を特定して適切な治療を行うことが大切です。
MET BEAUTY CLINICでは、婦人科と皮膚科両方の知見から症状に合わせて以下のような治療方法をご提案できます。
福山医師が監修した NANO SHAKE SOAPはデリケートゾーンの環境に合わせたPHバランスで刺激のない使用感です。洗った後の肌が乾燥しづらい保湿処方で、乾燥しやすいデリケートゾーンを清潔にしながらうるおいで守り、ナノバブルで摩擦を起こしにくいため安心してご使用いただけます。
モナリザタッチは、顔のエイジングケア治療において実績のある炭酸ガスレーザー技術を応用した治療方法です。レーザーを膣の粘膜や外陰部に照射することで粘膜や皮膚のターンオーバー正常化を促し、かゆみが起こりにくい状態にします。
ヒト幹細胞培養上清液外陰部 水光注射は、アトピー性皮膚炎。にも効果があると言われている治療法です。痒みのある部分に注射することによって患部の血流を改善し、ターンオーバーのサイクルを正常化することで、デリケートゾーンの肌を整えます。
実際に当院で治療した方からの反響はInstagramでも紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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※症状や原因によって最適な治療方法は異なります。当院では充分なカウンセリングの上でお一人おひとりに適した治療方法をご提案させていただいておりますので、まずは気軽にご相談ください。
デリケートゾーンのかゆみは、他人に相談しづらい悩みです。
また皮膚科と婦人科のどちらを受診すべきかも悩みますよね。
MET BEAUTY CLINICには、産婦人科の領域と皮膚科の領域のプロが在籍しております。
相談しづらい女性のデリケートゾーンの悩みも、院長でもある産婦人科医の福山が診察から治療、アフターケアまで一貫して担当いたしますので、ご安心ください。
女医ならではの視点と最新の技術を用いたオーダーメイド治療で、1人1人に寄り添った施術を行ってまいります。
どんな悩みも、まずは一度ご相談ください。
あなたにあった解決策をご提案させていただきます。
MET BEAUTY CLINIC
院長:福山 千代子
日本産科婦人科学会専門医。
20年以上にわたり女性特有の身体の悩みや不調に向き合い、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS)などの治療も 積極的に行っている。
日本産科婦人科学会・女性心身学会所属。